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「矯正をするとエラの張りが変化するのか?」
徳島県 徳島市 喜多デンタルクリニック
歯科医師・院長 喜多大作
歯列矯正とエラの張りの関係について
歯並びとエラの関係について理解するためには、その患者さまのエラの形を作っているものが筋肉なのか骨なのかを調べる必要があります。 歯並びや噛み合わせが原因で、歯ぎしりや食いしばりが生じている人は、歯列矯正をすることでエラの張りが解消されるケースがあります。 なぜならば、歯並びや噛み合わせが整い食いしばりがなくなると、深く咬み込むことで発達した咬筋(エラ付近にある噛み締めるときに使用する筋肉)が緩み、細くなるためです。 矯正は歯列の乱れを正す治療法ですから、歯の噛み合わせが原因でエラが張っていた人にはとても効果的です。 しかし、骨格そのものに原因がある場合は、歯列矯正では治療することは難しいでしょう。矯正はあくまで歯並びを整える治療のため、骨格自体に原因がある場合は、外科的な手術を施す必要があると考えられます。 特に下記のような場合は歯列矯正でエラが軽減される可能性があります。
【噛み合わせが悪い】 歯の噛み合わせが悪いと噛む時に必要とする筋力が大きくなります。そうすると顎周りの筋肉や咬筋が発達して、エラが張った顔立ちになるケースが考えられます。 歯列矯正によって噛み合わせを適正にすることで、今まで必要としていた筋肉が不要となり、無駄な筋肉が削げ落ちて輪郭が改善されるケースがあります。
【噛み合わせのせいで悪い癖がついている】 噛み合わせが悪いと、歯ぎしりや食いしばりをしていたり、片側でばかりものを食べてしまっていたりすることがあります。このような咬筋に負荷をかけすぎる癖がついてしまうと、咬筋が発達し目立ちやすくなります。 もちろん個人差はありますが、噛み合わせを治療して、歯ぎしりや食いしばりなどが改善されると、咬筋への負荷が抑えられエラが目立ちにくくなることがあります。
歯列矯正で「エラが張ってしまうリスク」はあるのか?
「矯正をすることでエラが張ってしまうことはありますか…?」という質問をいただくことがあります。このような心配、不安をお持ちの方もいらっしゃるようですが、歯列矯正によってエラ張りが悪化するとは考えにくいため、あまり心配する必要はありません。 歯の状態によっては、歯列矯正での改善が難しい場合もありますが、これをご自身で正確に判断することは難しいでしょう。 「エラの張りを解消したい」というお気持ちがあるのであれば、その旨を事前に歯科医師に相談することをおすすめします。
まとめ
歯並びや噛み合わせが原因で、歯ぎしりや食いしばりが生じている場合、歯列矯正をすることでエラの張りが解消されるケースがあります。 また、歯列矯正によってエラ張りが悪化することは考えにくいです。 もしエラの張りについてお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度当院にご相談にお越しくださいませ。
徳島市の歯科(歯医者)喜多歯科クリニック
クリニック紹介
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クリニック情報
- 医院名:KITA Dental Clinic/喜多歯科クリニック
- 〒770-8052
徳島県徳島市沖浜3丁目64番地 - 電話番号:088-653-8040
- 休診日:水曜日、日曜日、祝祭日
- 専用駐車場有り
- その他:全診療室完全個室、CT完備、etc