妊娠中にインビザラインはできるか 

徳島県　徳島市　喜多デンタルクリニック  

歯科医師・院長　喜多大作  

■インビザラインとは 

インビザラインとは、マウスピース型矯正のなかのひとつで、近年注目されている人気の矯正方法です。歯の型を採って透明のマウスピースを作り、歯に装着して定期的に交換していくことで歯を適切な位置へ動かしていきます。矯正装置が透明のため周囲に気づかれない、痛みが少ない、取り外しができるなどがメリットとしてあげられます。しかし一方で、徹底した自己管理が必要になります。 

■インビザラインは妊娠中でもできる？ 

結論からいってしまうと、妊娠中でもインビザラインはできます。インビザラインはワイヤー矯正とは異なり、取り外しができるため、つわりが酷くて身体の調子が悪いときも歯科医院へわざわざ行かなくても自分で取り外すという対処が可能です。 

また、レントゲン撮影による赤ちゃんへの影響を不安に思う声も多く見られますが、X線を遮断するための防護用エプロンを必ず装着するため、赤ちゃんへの影響はほとんどありません。しかし、妊娠初期や患者様の体調によっては、健康を最優先し、レントゲン撮影を避けるケースもあります。 

基本的には治療は可能ですが、矯正治療をしていてストレスを感じてしまう場合は、身体に悪影響を及ぼしてしまうため、一旦中断することが望ましいです。治療計画は変更されますが、一度中断しても再開できるので、妊娠中は自分の健康と赤ちゃんの健康を何よりも大事にしましょう。 

■まとめ 

妊娠中にインビザラインをしたい場合や、インビザラインで矯正治療中に妊娠した際は、歯科医院と婦人科、どちらも担当医にも伝えて、相談しながら調整していくことが大切です。妊娠中は健康を何よりも優先すべき時期なので、無理は禁物です。 

当院でも矯正治療をおこなっておりますので、お悩みがある際はお気軽にご相談ください。